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『訪問診療同行看護師』という働き方とチームのリアル

  • msakurakintone
  • 51 分前
  • 読了時間: 6分

高齢化が進む中、地域の中で年々ニーズが高まり続けている「在宅医療」

今回は、在宅医療センターで活躍する看護師Sさんにインタビューを実施しました。

急性期、手術室、そして10年以上に及ぶ透析室での経験など、豊富な臨床キャリアを持つSさん。なぜ今「訪問診療同行看護師」という道を選んだのか、その魅力や現場のリアル、そしてチームの雰囲気についてお話を伺いました。



■Sさんのキャリアと入職への決め手

臨床経験を経て感じた「通院困難な患者様をご自宅で支えたい」という想い

これまで急性期病棟、手術室、そして長年透析室で患者さまと向き合ってきました。

特に透析の現場では、高齢の患者様のADL(日常生活動作)低下や通院困難という現実に直面することが多く、『通院が難しくなった方々に、ご自宅でも継続して安心できる医療を提供したい』という想いが強くなり、在宅医療へのチャレンジを決めました。そこで、医師と一緒に現場へ向かい、チームで診察を支える『同行看護師』という仕事に大きな魅力を感じたんです。


1日の同行見学で掴んだ「ここならやっていけそう」という手応え

当院の採用プロセスで印象的だったのは、実際の現場を見せてくれる『同行見学』があったことです。

他の医療機関では、見学まで案内されることはなかったので、珍しいなと思いましたし、実際の業務の流れはもちろん、移動中の車内でのスタッフ同士の雰囲気やコミュニケーションの空気感を直接肌で掴むことができました。

見学や面接を通じて『ここならやっていけそうだな』と具体的に働くイメージが持てたことが、最終的な一番の決め手になりました。入社後も約1ヶ月間は先輩に同行するシャドーイング研修があったので、1ヶ月ほど経って独り立ちする際もスムーズに業務へ入ることができました。


■訪問看護師とココが違う「同行看護師」としての役割と現場のリアル


意思決定の責務を医師と分担し、看護の専門性にフルで集中できる環境

訪問看護では単独での判断や手技が主体となりますが、『同行看護師』は現場に常に医師がいるため、役割分担が明確です。 医師が診察や治療の判断を担ってくれるからこそ、私たち看護師はご家族の表情の変化に気づくこと、患者様の些細な訴えを汲み取ること、知見を踏まえたケアの提案といった『看護師ならではのアセスメント』に集中できます。

移動中の車内では、先生がカルテ入力をされていることも多いですが、患者様に関する情報交換を適宜行っています。『治療(キュア)』を担う医師と、『生活(ケア)』を見つめる看護師が現場で即座に視点をすり合わせられるからこそ、患者様やご家族にとって安心で質の高い在宅医療を提供できる。これこそが同行看護師として働く醍醐味だなと感じています。


ギャップと価値観の転換

実際に働き始めて感じたギャップもありました。例えば『夏の暑さ・冬の寒さ』です。

ご高齢の患者様のご自宅ではエアコンを入れないケースも多いので、自身の体調管理には気を付けています。

訪問件数は1日に6件~12件ほど。1件あたりの滞在時間は通常20〜30分程度(初診時は60分程)です。

また、"考え方"として慣れるまでに時間がかかったのは『在宅医療のスタンス』です。

『治療が第一選択』ではなく、在宅では『無理に治療を推し進めず、自然な経過を見守る』という選択肢も出てきます。患者さまやご家族と対話を重ねながら着地点を探っていく感覚は、在宅ならではの奥深さであり、今でも模索している部分です。今後さらに深めていきたいのは、終末期やお看取りにおけるコミュニケーションや意思決定支援(ACP)です。実際、認知症などの影響で、ご自身の意思をしっかり示せる患者様は全体の約半分ほどです。

意思疎通が難しいからこそ、ご家族から患者さまに関することを聞き取ることが重要になります。ご家族にとってもデリケートな話題だからこそ難しさを感じますし、まだまだ私自身も勉強と試行錯誤を重ねていきたい部分です。

先生の診療を補助するだけではなく、『看護師の視点でこれで本当に良かったのかな?他にできることはなかったのかな?』と考えることを大切にして、患者さまやご家族にとっての最善を導き出せるよう、日々取り組んでいます。


「来てくれてありがとう」その一言と、同行看護師の特権

患者さまやご家族から『来てくれてありがとう』と笑顔で迎え入れられ、感謝の言葉を直接かけていただけることが何よりの原動力になっています。

住み慣れたご自宅での生活に踏み込む訪問診療は、患者さまにとっての日常風景がそこにはあり、大切にされているご家族やペット、愛着のあるものに囲まれています。住み慣れた場所だからこそ、その方の本当の価値観や『どう生きたいか』が自然と伝わってきます。病気だけを見るのではなく『その人そのものを診ている』と感じられる貴重な瞬間に立ち会えるのは、同行看護師ならではの特権だと思います。

以前、一人暮らしで半身不随の患者さまがいて、大切にされている猫ちゃんがしばらく姿を見せていなかったことがありました。患者様ご自身は身体が動かせず探すこともできない状態だったのですが、私たちが訪問車の下に入り込んでしまっているのを見つけて、先生と一緒に抱っこして、患者さまの目の前まで連れて行ってあげたことがありました。


「ハブ(情報共有)」としての役割

当院では訪問する医師が変わることもありますが、前回の診療の空気感やご家族の微妙な変化、生活背景のバトンを正確に繋ぐ『ハブ(情報共有)』の役割を意識しています。医療情報だけでなく『現場の温度感』も医師やクラーク、ケアマネジャーさんへしっかり伝えることが、チーム医療の質を守る鍵になります。当院は訪問リハビリや訪問栄養指導も提供しているので、院内連携にも力を入れています。


■水海道さくら病院ならではの安心感と環境

職種の垣根がなく、自律的に助け合えるチームワーク

在宅センターは医師・看護師・クラークの距離がとても近く、職種の垣根がないアットホームな雰囲気です。 例えば、訪問スケジュールが詰まっている時も、事務所にいる同僚が『その業務、代わりにやっておくね!』と自然とフォローに入ってくれます。『助け合いのチームワーク』できあがっているのは本当にありがたいです。


水海道さくら病院の職場環境

平日の日勤勤務でオンコール対応が無いことは、体力面でも働き続ける上で大きなメリットです。

また、在宅医療センターの雰囲気のよさ、車中での医師とのコミュニケーションも気軽にしやすい点、多職種間でもフランクに話せる環境など、どこにでもあるわけではない職場環境だと実感しています。


転職を考えている方へのメッセージ

私たちが大切にしているのは、病気だけを見るのではなく患者さまの住み慣れた場所でその人らしく暮らすための「生活」を支えることです。訪問診療同行看護師は、医師のサポート役であると同時に患者さまと医師、そしてご家族をつなぐ大切な架け橋です。患者さま一人一人の生活背景に寄り添った看護を始めませんか?



■当院の選考ステップ

当院では、入職後のミスマッチをなくし、働くイメージをしっかり持っていただくために、書類選考後に3ステップの選考プロセスをご用意しています。

STEP 1:概要説明・院内案内

病院の目指す方向性(コミュニティホスピタル)や雰囲気をご案内します。

STEP 2:訪問同行

実際の訪問診療に同行し、リアルな空気感を体感していただきます。

STEP 3:面接(ご希望に応じて)

現場を体感した上で、「ここで働きたい」と思っていただけた場合に面接へ進みます。


https://www.instagram.com/p/Dc2a-g1EplF/?utm_source=ig_web_copy_link&igsi=MzRlODBiNWFlZA== インスタグラムもしくはHPからのお申し込みの場合、入職支援金がございます。

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