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  • 経営企画室

職員インタビュー ~医療ソーシャルワーカー編:当院MSWにおける「地域視点」の学び~

今回は、当院の入退院支援の要である医療ソーシャルワーカーの土田さんにインタビューをさせていただきました。訪問診療を行っている当院ならではの調整業務の難しさを感じている一方で、連携室の雰囲気や土田さんの体験エピソード、また今後やってみたいことなどをお聞きしたので、ぜひご一読いただければ幸いです。

 

(聞き手:経営企画室 山口)

 



山口:土田さんは入職してまだ9ヶ月しか経っていませんが、仕事はいかがですか?慣れてきましたか?


土田:前よりも慣れてきましたね。まだできてないこともたくさんありますけど・・・。


山口:新天地での業務の大変さはお察しします。前の職場も病院で相談業務をされてきたんですよね?


土田:はい。主に整形外科や内科疾患の患者様を担当させていただき、一般病棟と地域包括ケア病棟、介護医療院がある病院で相談業務をしてきました。


山口:さくら病院を志望された理由は何だったんですか?


土田:さくら病院は療養や透析など多くの機能を持った病院で、様々な疾患や背景をもった患者様がいらっしゃるのかな、と漠然と思っていまして。そういった患者様に対してその患者様に合った相談支援をしたいと思って志望しました。と、言ったような気がするのですが、面接のときは緊張しちゃってあまり覚えていません笑


山口:私も同席していましたけど、すごく緊張されていましたよね。面接って緊張しますよね、よくわかります笑 でも、土田さんはしっかり質問もされていましたし、話す人の目線を見て話を聞いていたという印象が残っています。実際に、さくら病院で働いてみてどうですか?そういう方たちを担当できていますか?


土田:はい。透析の方の入退院の調整に関わらせていただいたり、患者様のご自宅に伺って訪問診療の説明や契約をさせてもらったりしています。特に、訪問診療における業務は、前の職場では訪問部門が担当していたので、そういう業務を行うことで、その方の自宅での生活というものが少し考えられるようになってきた気がします。



山口:たしかに。さくら病院のMSWさんは、一人の患者様を入院から退院まで一貫して担当して、さらに在宅までつながれば、在宅生活でもずっと関わっていきますからね。


土田:そうですね。ずっと担当させてもらうので、他のメンバーを見ても業務範囲も幅広ければ、患者様に対してすごくきめ細かい相談業務をやっていらっしゃるなと思っていました。


山口:そうすると、業務も結構大変だったりしませんか、ぶっちゃけ笑?


土田:たしかに大変です笑 業務の幅が広いこともそうなんですが、特に病気を抱えたまま自宅生活を支援する、といったそのあたりの調整が大変だと感じました。今まではそういう患者様は少なくてその経験や視点がそもそもなかったですし、そういう患者様を担当することで連携室メンバーや連携先のケアマネジャーさんに指摘されてはじめて気づくことも多いです。


山口:慣れてきたとはいえ大変ですね。そんなときはどう対処されているんですか?


土田:困ったときは連携室のメンバーに聞いています。声も掛けやすいですし、聞いたらちゃんとアドバイスしていただけるので助かっています。


山口:そうなんですね。連携室内ってどんな感じですか?女性が多いですし、話しかけにくい雰囲気とかないです笑?(意地悪な質問 笑)


土田:いえいえ、本当にそれはないですよ笑。最近では自分も少しずつですけどできることが増えてきたので、ようやく自分もメンバーの役に立てている感がでてきた気がします。



山口:そうなんですね、それは良かったです。意地悪な質問しちゃいましたが、連携室のメンバーみんな親切ですよね。私もいつもお世話になりっぱなしです!土田さんがここで働いて良かったなぁ、というエピソードはありますか?


土田:そうですね。さっきも話したんですけど、患者様とご家族様のお自宅に伺って訪問診療の説明と契約をさせていただいた際に、患者様とご家族様に「訪問診療で家まで来てくれて本当に助かります」と言っていただきまして。ご自宅にお伺いして、直接お話させていただいただけで、こうした声かけをいただけることなんて今までなかったので、すごく嬉しかったですし良かったなと思いました。


山口:これから、さくら病院でやっていきたいこととかはありますか?


土田:そうですね・・・。まだ担当していない在宅でのお看取りの方の相談支援に関わっていきたいです。お看取りの方は特に、他の事業所さんとの連携業務の重要性と緊急性が高い中で、そういった対応力もつけたいと思っています。何より患者様のためになることを幅広くできるようにしたいです。


山口:もの静かでシャイな印象の土田さんですけど、内に秘めた熱い思いがおありなんですね。あまり表に出さずに、周りからも熱い人って思われてなさそうですね笑


土田:そうですね笑 患者様のためになっていてそれが前に進んでいるのであれば、自分がどう思われてもそれでいいと思ってます。




(この時点で、土田さんの違った面をもっと知りたくなり全く別の質問をしてみました)

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山口:土田さん、好きな映画ってありますか?


土田:黒澤明の「生きる」が好きです。


山口:どんなお話でしたかね?おじさんがブランコに乗っている画しか出てこないです笑


土田:そうです、ブランコの。市役所で働いていたおじさんがある日胃がんで余命宣告される話です。自分の人生の中で何か残したいと思い、市民の陳情書にあった公園建設に自ら前に出て携わっていく物語です。


山口:どのあたりが好きなんですか?


土田:今まで何となく生きてきた人間が胃がんをきっかけに、何か行動しなければと立ち上がる様が良くて、最後はこの人が作った公園で子供たちが遊んでいる様子が印象的で好きでした。


山口:いいですね!やはり土田さんは熱いお方ですね笑 本日はありがとうございました。



さくら病院における医療ソーシャルワーカーという仕事は、医療における相談業務のみならず、患者様にとってその人らしい生活を継続できるように調整するといったコーディネーター業務を行う患者様想いの専門職なのだなぁと、土田さんのインタビューを通して改めて感じました。


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さくら病院では、医療ソーシャルワーカーの仲間を募集しています。入院から在宅まで一人の患者様を長く関わり続けることができる、そして目の前の医療サービスだけでなく、その方の「地域での生活」といった視点や考え方、ソーシャルワークを学べる、さくら病院はそんな環境であります。

もしご興味がございましたらぜひお声かけください!見学だけでも構いません。お気軽にお問い合わせください。

 




【入職支度金に関して】

水海道さくら病院では、職種を問わず(看護師だけでなく他職種も対象です)、 常勤職員として採用させていただいた場合に、入職支度金として5万円を支給いたします。

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