当院の入院患者様の多くは地域の高齢の方です。
その中で、加齢や疾患によって摂食・嚥下機能の低下した患者様も多く入院されています。摂食・嚥下機能の低下した患者様に提供する食事は、嚥下機能低下により、形態を調整した嚥下食が必要になります。多くの病院や施設、ご自宅でも、さまざまな嚥下食が提供されているかと思いますが、その物性測定の多くは属人的であり経験にゆだねられている傾向にあるといった調査報告も聞かれます。
当院では、嚥下食の物性測定において、管理栄養士が全粥ゼリーを用いて適正な嚥下食のサンプルを試作し、栄養療法食品メーカーのニュートリーさんへ測定を依頼した上で、患者様に嚥下食を提供しています。
(なお、上記測定データは、相当する「えん下困難者用食品」表示許可基準を調査するものであり、法的に保証するものではありません)
今後も、患者様の嚥下機能の状態に合わせた食形態と必要カロリー摂取ができる嚥下食を提供していき、当院入院生活における食事を安全に楽しんでいただけるように進めていこうと思います。
(一例:嚥下食Ⅲ)
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